海外旅行に行ったことがない人が増加中?
「海外旅行に行ったことがない」と聞くと、珍しいことのように思えるかもしれません。特に、外国語系の学部がある大学に通っている(通っていた)人や、親の転勤などで海外生活を送ったことがある人にとっては「え、そうなの?」という疑問を抱くのはよくわかります。
でも、友人との会話で「今度の連休、海外でも行こうか」なんて話題になったとき、「実は行ったことがなくて」と言いづらい経験をした人!もしあなたがそっちの人間だったら安心してください。あなたは決して少数派ではありません。
実は、日本人のパスポート所有率は年々下がっています。特に若い世代で海外旅行離れが進んでいるのが現実です。
「海外に興味がない」「国内で十分」「お金がかかる」など、理由はさまざまですが、海外旅行に対する価値観が世代によって大きく違うことが背景にあるのでは?!と思ったので、そのあたりを考えてみることにしました!
- うしろめたさを感じるのは「海外に行く=すごい、えらい」という意識があるから
- 世代によって考え方も違う
- 「海外に行かなくても十分楽しめる」に対しての価値観も人それぞれ
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海外旅行に行かない人の実情とパスポート所有率

あなたは決してマイノリティではないですよ~とお伝えしましたが、数字で見ると、その理由は一目瞭然です。
外務省の統計によると、日本のパスポート所有率はここ5年の間に徐々に減少しています。
もちろんコロナ禍の影響はめちゃくちゃ大きいと思います。特に20代の若者のパスポート所有率の低下が顕著で、「海外旅行に行く必要性を感じない」という声も目立ちます。
「海外旅行に行ったことがない」と言うとき、なぜかうしろめたさを感じてしまう。それは、テレビや雑誌、SNSで「海外旅行は素晴らしい体験」「人生観が変わる」といったメッセージを繰り返し見聞きしているからかもしれません。
でも、SNSでは「海外旅行は写真映えするけど、実際は疲れるだけ」「国内旅行の方がコスパがいい」といった投稿も多く見られます。
また、「周りに海外旅行に行く人がいない」「一人で行く勇気がない」「言葉が通じるか不安」といった心理的なハードルを感じている人も少なくありません。
便利な世の中になって、高いお金を払って(しかも一瞬で消える)海外で得られることってなんだろう?と疑問を持つのは当然のことかもしれませんね。
- つかれて消費するだけで金銭に見合うリターンが得られるとは思わない
- 日本で十分いろいろ楽しめる
- 犯罪等の危険性を考えると怖い
- 語学に不安を感じる
【仮説】海外旅行への憧れは世代で大きく違うのかもしれない?
「海外行ったことないんだよね」に対する反応って、これ、年配の人が言っていたら「そうですか~」で終わるのに、若い人がいったら「え!もったいない」って言われる。いやいや人間が言っていることにはかわりないじゃーん!と思うんですけれどもね。
なんでこんなことがおきるかというと、おそらく時代によるものが大きいのでは?と仮説をたててみました!!
項目 | 憧れがあった世代 | 現在の若い世代 (20代〜30代前半) |
---|---|---|
海外旅行への意識 | 特別で憧れ・ステータスシンボル | 当たり前だが実際は行かない |
情報環境 | 情報が貴重・未知の世界への憧れ | ネット・SNSで世界中の情報が身近 |
海外に対する感覚 | 「行ってみたい」「どんなところだろう」 | 「もう知ってる」「わざわざ行く必要性を感じない」 |
安全・治安への意識 | 比較的楽観的 | テロや治安悪化への不安が強い |
価値観 | 海外体験=人生の豊かさ | 国内旅行や趣味の方が有意義 |
経済的な感覚 | 海外旅行は努力すれば手が届く | 海外旅行は贅沢品 |
憧れがあった世代の特徴
バブル期から2000年代前半に青春時代を過ごした世代にとって、海外旅行は「特別で憧れの体験」でした。
この世代の人たちは、海外の情報が今ほど簡単に手に入らない時代を生きています。だからこそ、実際に現地に行って感じる「未知の世界」への憧れが強いんです。「初めてのヨーロッパで見た石畳の街並みに感動した」「現地の人と片言の英語で会話できたときの達成感」など、今では当たり前に感じることも、当時は特別な体験でした。
あと、このへんは割と二極化していて、欧米に高いお金を払って旅行をするか、自分探しや発展途上国に行く意識の高い人か、みたいな感じですね。
今の30代後半くらいだと、なんかよくわかんないけど一時期のガクチカでは「カンボジアに学校作りました」がテンプレートとして大量発生している時代がありましたw
私自身も、向井理の「僕たちは世界を変えることができない。」をばっちりみましたよ!!!!
現在の若い世代の海外旅行観
一方で、現在の20代〜30代前半の世代は、小さいころからインターネットがあり、YouTubeやInstagramで世界中の情報を簡単に見ることができます。パリの街角もニューヨークの摩天楼も、スマホ一つで鮮明な映像として見られる時代です。
「わざわざ行かなくても、もう知ってる」という感覚があるのも理解できます。しかも、海外旅行にかかる費用と時間を考えると、「その分を国内旅行や趣味に使った方が有意義」と感じる人が多いのも納得です。
また、この世代は「海外=危険」という意識も強く持っています。テロや治安の悪化に関するニュースが瞬時に届く現代では、海外旅行に対する不安も大きくなりがちです。
だから一概に、なんか世代でくくって「海外行ったことないの?え?もったいないよ?!」っていうのは結構乱暴だなぁと思うわけです。
学生時代の円高・円安が海外旅行経験に与える影響
あと、意外に見落とされがちなのが、学生時代の為替相場の影響です。私は、学生時代に円高を経験しました。めっちゃありがたかったです。海外旅行や留学が本当に安く済んだんです。
学生時代がわりと初めて海外行くチャンスではあるわけです。そのときにハードルが低いかどうかって大切ですよね!!!!
当時、アメリカ留学の費用は今の半分以下。ヨーロッパ旅行も、1ユーロ100円くらいの計算だったので、計算がめちゃくちゃ楽でした。「とりあえず海外に行ってみよう」という軽い気持ちで海外体験ができたのは、本当に恵まれていたと思います。
円高のおかげで家計への負担も少なく、親も「いい経験になるから」と背中を押してくれました。この経済的な追い風があったからこそ、海外への心理的ハードルが下がったのは間違いありません。
一方、現在の若い世代は円安時代を生きています。海外旅行の費用は昔に比べて格段に高くなり、「海外旅行は贅沢品」という感覚になってしまうのも仕方ありません。
円高がいいのか円安がいいのか、なかなか難しい問題ではありますが…やはりこれも、時代によって海外旅行にいったことがあるかどうかを左右する原因になるのでは?と思います。
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海外旅行に行ったことがない人にプレゼンするなら?海外旅行にしかない価値って何だろう?

正直な所、別に海外旅行に行ったことがなくてもうしろめたさを感じる必要はありません。とはいえ「行きたいけど行ったことがない人」がいるのであれば、まぁこんな体験ができるよ~といういいことプレゼンをしてみたいと思います。
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五感で感じるリアルな体験ができる!!!
それでも、海外旅行にしかない価値があるとすれば、それは「五感で感じるリアルな体験」だと思います。
いや、そんなのわかってるけど、そこに魅力を感じないんだよぉぉぉぉぉっていう人も沢山いると思うんですけれどもね。でも、やっぱりそれに限るんですよ!!!!!
例えば、ヨーロッパの石造りの建物。写真で見るのと実際に手で触れるのでは、全く違います。石の冷たさ、重厚感、歴史の重み…。これは現地に行かないと分からない感覚です。
また、現地の人々の表情や仕草、街角の匂い、スーパーマーケットに並んでいる商品の違い。これらは動画では伝わらない、現地でしか感じられない「空気感」です。
「なんでこんなに建物が高いんだろう」「なんでみんなこんなに歩くのが早いんだろう」といった些細な疑問が、その国の文化や歴史を理解するきっかけになることもあります。
海外旅行は「結果」より「プロセス」に意義がある
もう一つ、海外旅行の価値について考えてみたいのが、「結果」よりも「プロセス」に意義があるという点です。
例えば、映画を観るとき。今は家で配信サービスで同じ映画を観ることができますが、映画デートの楽しさは映画の内容だけではありませんよね。
「どの映画にする?」と相談し、待ち合わせ場所を決めて、映画館に向かい、ポップコーンを買って、「面白かったね」と帰り道で話す。このプロセス全体が「映画デート」の価値だと思うわけです。
海外旅行も同じかもしれないと思うのは、私だけでしょうか。
「どこに行こう?」「何を持っていこう?」「現地で何をしよう?」と考える時間から、実は旅行は始まっています。パスポートを申請し、航空券を予約し、ホテルを探し、現地の情報を調べるなどなど。この準備段階のワクワク感も、海外旅行の大きな魅力の一つです。そういうめんどくさいプロセスを友達や恋人と進めていくことにおもしろさをかんじるんですけれどもね。
それが面倒だという人は、無理して海外旅行に行く必要もないかな?とは思います。正直これは、趣味の世界だと思います。
プロセス関係なく弾丸で海外行く人もいますけれどもね。でも、そういう人だって現地で、ローカルに住んでいる人たちと交流したりするプロセスを楽しんでいるわけですからね。
【まとめ】海外旅行に行く・行かないは自分らしい選択
結局のところ、海外旅行に行く・行かないは、完全に個人の価値観と選択の問題です。全然答えになっていなくてごめんなさい。でも、どちらも正解で、どちらも間違いではありません。
一つ言いたいのは、「海外旅行に行ったことがない」ことを恥ずかしく思う必要は全くありません。
もし今後、海外旅行に興味が湧いたら、そのときに挑戦すればいいし、興味が湧かなければ、今のライフスタイルを大切にすればいい。人生は一度きり。他人の価値観ではなく、自分の心が本当に求めているものを大切にしてください。
でも、ちょっと何か言ってみたい気持ちがある、でも踏み出せない…というのであれば、つべこべ言わず踏み出してみてください。意外と簡単であることに気が付きますよ。
取り止めはないですけれども、あなたが選択して、世界を広げて言っていただければ幸いです。
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