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Duolingo for Schoolsとは?教育現場での使い方を調べてみました!

この記事のポイント
  • Duolingo for Schoolsの基本機能と通常版との違いが分かる
  • 教師アカウント作成からクラス運営までの具体的な手順を解説
  • 効果的な活用方法と指導のコツを習得できる
  • メリット・デメリットと類似サービスとの比較で最適な選択ができる
  • 日本での導入状況と海外事例から導入の参考になる

語学の授業で「もっと生徒が積極的に学習してくれたら」と感じたことはありませんか?宿題の進捗管理や個別指導に時間を取られて、本来の授業準備に集中できないという先生も多いでしょう。

そんな教育現場の課題を解決してくれるのが「Duolingo for Schools」です。世界で5億人以上が利用する語学学習アプリDuolingoの教育機関向けバージョンで、生徒の学習管理から進捗追跡まで、先生の負担を大幅に軽減してくれます。

この記事では、Duolingo for Schoolsの基本的な使い方から効果的な活用法まで、教育現場で役立つ情報をお伝えします。

この記事の目次

Duolingo for Schoolsとは何かを知ろう

duolingo
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 基本的な学習機能が無料で提供されており、文法や語彙、発音などを効果的に学習できます。
  • レッスンは1回あたり数分で完了し、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの各スキルをゲーム感覚で楽しく学べます
  • アプリの操作が直感的でわかりやすく、初心者でも簡単に利用を開始できま
デメリット
  • 学習内容が簡単すぎて上級者には物足りない場合があります
  • 一部のフレーズに不自然な表現が含まれていることがあり、実際の会話での使用には注意が必要です

語学教育にゲーム要素を取り入れたツールとして教育機関で注目を集めているのが「Duolingo for Schools」。まずはその基本的な概要と、なぜ選ばれているのかを詳しく見ていきましょう。

通常のDuolingoとは何が違うのか

項目通常のDuolingoDuolingo for Schools
主な利用者個人学習者教師と生徒
教師用ダッシュボードなしあり(詳細な管理機能付き)
進捗管理個人のみ確認可能教師がクラス全体を一括管理
課題設定自由学習のみ教師が特定レッスンを指定可能
広告表示あり(無料版)なし(教室モード)
学習データ個人データのみクラス全体の詳細レポート
カリキュラム固定コース教師によるカスタマイズ可能
料金基本無料(Plus版は有料)完全無料
クラス管理不可バーチャル教室作成・管理
保護者連携なし学習レポート共有機能
学習環境個人ペース集団学習に最適化

Duolingo for Schoolsは、個人学習向けのDuolingoに教育機能を追加した特別版です。

最大の違いは、先生が生徒の学習状況をリアルタイムで把握できる「教師用ダッシュボード」の存在にあります。

通常のDuolingoでは、学習者は自分のペースで自由に進められますが、先生が進捗を確認する方法がありません。

一方、Duolingo for Schoolsなら、どの生徒がどのレッスンを完了したか、正答率はどの程度か、学習時間はどれくらいかといった詳細なデータを一目で確認できます。

さらに、教室モードでは広告が表示されないため、生徒が学習に集中しやすい環境を提供できます。宿題の設定や特定のスキルへの課題指定も可能で、授業の補助教材として非常に効果的に活用できるでしょう。

海外での導入状況と日本での現状

2016年のリリース以来、Duolingo for Schoolsは世界中の教育機関に普及しています。アメリカでは10万人を超える教師がアカウントを作成し、多くの小学校から大学まで幅広く活用されているのが現状です。

ニューヨーク市立大学とサウスカロライナ大学の共同調査によると、Duolingoでの34時間の学習は大学1学期分の語学授業に匹敵する効果があることが証明されています。この学習効果の高さが、海外での急速な普及につながっているのです。

一方、日本では「Duolingo for Schools」で検索してもヒットする情報が少なく、認知度はまだまだ低い状況

個人向けDuolingoの利用者は着実に増えているため、今後教育現場ではその効果をどのように評価するか?という点に注目していきたいですね。

正直、招待の段階でアカウントを管理したりメールアドレスが必要になったりするのでハードルはまだまだ高いのかなぁ?とは感じています…大学くらいになったらいいかもしれませんね

無料で使える学校向け機能の魅力はどこにある?

Duolingo for Schoolsの最大の魅力は、教育機関なら完全無料で高機能なツールを利用できることです。有料版のDuolingo Plusで提供される機能の多くが、教育目的なら無償で使えます!これは太っ腹!

無料で使えること
  • バーチャル教室の作成と管理
  • 生徒の学習進捗をリアルタイムで追跡
  • 詳細な学習レポートとデータ分析
  • 特定のレッスンやスキルの課題設定
  • 広告なしの快適な学習環境

民間の語学学習ソフトでは月額数千円かかるものも多い中、これだけの機能が無料で使えるのは教育予算の限られた学校にとって大きなメリット。導入コストを気にせず、すぐに始められる手軽さも魅力の一つです。

Duolingo for Schoolsの始め方と基本設定

3つのステップ
  • 教師用のアカウントを作る(個人利用しているものとは別物!)
  • バーチャル教室を作る
  • 生徒を招待する

「興味はあるけれど、設定が複雑そう」と感じている先生方も多いかもしれません。しかし、Duolingo for Schoolsは教育現場での使いやすさを重視して設計されており、初期設定から運用開始まで驚くほど簡単に進められます。

教師アカウントの作成手順

教師アカウントの作成は、schools.duolingo.comにアクセスするところから始まります。

通常のDuolingoアカウントを既にお持ちの場合でも、教育機能を使うには専用のアカウント作成が必要です。

まず「Create Teacher Account」をクリックし、メールアドレスとパスワードを設定します。この際、学校のメールアドレスを使用することをおすすめします。次に、所属する学校名、担当する学年、教える言語を選択すれば基本的な登録は完了です。

アカウント作成後は、プロフィール情報を充実させられます。なんと、指導歴や専門分野などの情報も追加できるということで、この辺がすごく海外的だなぁと思いました。

バーチャル教室の設定方法

教師アカウントが準備できたら、次はバーチャル教室の作成です。ダッシュボードから「Create Classroom」を選択し、クラス名、対象言語、学習レベルを設定します。

クラス名は生徒が分かりやすいものにするのがコツ。「3年A組英語」のような具体的な名前にすると、複数のクラスを管理する際に混乱を避けられます。

学習レベルの設定では、生徒の現在の語学力に合わせて初級から上級まで選択できます。この設定により、各生徒に適した難易度の問題が自動的に提供されるため、個別最適化された学習環境を簡単に構築できるんです。

生徒を招待してクラスを作る

教室設定が完了すると、システムが自動的にクラスコードを生成します。このコードを生徒に共有することで、簡単にクラスに参加してもらえます。招待方法は主に2つあり、どちらも非常にシンプルです。

招待方法
  • クラスコードを生徒に直接伝える。生徒は通常のDuolingoアプリまたはウェブサイトでアカウントを作成後、「Join Classroom」からコードを入力するだけで参加完了!
  • メール招待機能を使う方法で、生徒のメールアドレスを登録すれば自動的に招待メールが送信される。

参加した生徒は自動的にクラス一覧に表示され、その瞬間から学習データの収集が開始されます。生徒が学習を始めると、リアルタイムでダッシュボードに反映されるため、授業中でも各生徒の取り組み状況を確認できて便利です。

Duolingo for Schoolsを効果的に活用する方法と指導のコツ

でも、結局大変なのは継続して運用することですよね。はい、わかっています。

Duolingo for Schoolsを導入したものの、「どう活用すれば教育効果が上がるのか分からない」という声をよく聞きます。ここでは、実際の教育現場で効果を上げている具体的な活用法とコツをご紹介します。

課題設定と進捗管理のポイント

効果的な課題設定の基本は、生徒の学習レベルと授業進度に合わせた適切な分量の調整です。一度に大量の課題を出すよりも、毎日少しずつ継続できる分量に設定する方が学習習慣の定着につながります。

1日15〜20分程度で完了できる課題量が理想的と言われているので、進捗管理では、単純に完了率だけでなく、正答率や学習時間も重視しましょう!

ダッシュボードを使った学習状況の把握

データ項目確認できる内容活用方法
連続学習日数各生徒の学習継続状況3日以上途切れた生徒への声かけ
獲得XP学習量と取り組み度積極的な生徒の把握と表彰
正答率スキル別の理解度苦手分野の個別指導計画
学習時間実際の取り組み時間学習習慣の定着度チェック
完了レッスン数課題の進捗状況遅れている生徒のフォロー
スキル習熟度分野別の到達レベル授業内容の調整判断

教師用ダッシュボードは、クラス全体と個別生徒の両方の学習状況を詳細に把握できます。これ、めちゃくちゃ便利です。

まず注目すべきは、各生徒の「連続学習日数(ストリーク)」と「獲得XP(経験値)」の推移でしょう。

連続学習日数は学習習慣の指標として非常に有効。数日途切れた生徒がいれば、早めにフォローアップすることで学習離れを防げます。XPの推移を見れば、どの生徒が積極的に取り組んでいるかが一目瞭然で、クラス運営の参考になります。

また、スキル別の習熟度データも重要な指標です。クラス全体で苦手な分野が見つかれば、授業でその部分を重点的に扱うなど、データに基づいた授業設計が可能になります。週次レポート機能を活用すれば、保護者への学習状況報告も簡単に行えるでしょう。

授業との組み合わせで学習効果を高める方法

Duolingo for Schoolsは単独で使うよりも、通常の授業と組み合わせることを想定しておきましょうね。最も効果的なのは、「反転授業」的なアプローチで、基礎的な語彙や文法はDuolingoで自習し、授業では会話やディスカッションに時間を使う方法です。

授業の進め方
  • 授業前:Duolingoで新出語彙・表現を予習
  • 授業中:予習した内容を使った会話練習やゲーム
  • 授業後:Duolingoで復習と定着確認
  • 週末:まとめのストーリー機能で読解力向上

Duolingoのゲーミフィケーション要素が自習のモチベーション維持に役立つため、家庭学習の質も向上することを想定していますよ!

メリット・デメリットと類似サービス比較

どんなに優れたツールでも、万能ではありません。Duolingo for Schoolsを検討される際は、メリットとデメリットを正しく理解し、他のサービスとも比較検討することが大切です。

Duolingo for Schoolsの強みと弱み

項目メリットデメリット
コスト完全無料で全機能利用可能有料サポートがなく自己解決が必要
学習継続ゲーミフィケーションで高いモチベーション維持ゲーム要素に頼りすぎる生徒が出る可能性
管理機能詳細な進捗データとレポート機能日本語でのサポート情報が限定的
学習内容基礎〜中級レベルの幅広いカバー上級レベルや専門的な内容が不足
技術環境スマホ・PC両対応で使いやすいインターネット環境が必須
学習スキル読解・聞き取り・語彙が充実スピーキング練習の機会が少ない
導入難易度簡単な設定ですぐに開始可能既存カリキュラムとの調整が必要
個別対応各生徒のレベルに自動調整教師による細かなカスタマイズに限界
学習効果大学1学期分に相当する効果を実証会話力向上には別途対策が必要

Duolingo for Schoolsの最大の強みは、完全無料でありながら高機能な管理システムを提供していることです。民間の教育ソフトでは年間数十万円かかるような機能が無償で利用でき、学校の予算を圧迫しません。

また、ゲーミフィケーション要素による高いモチベーション維持効果も見逃せません。リーグ戦やバッジシステムなど、生徒が楽しみながら継続できる仕組みが充実しており、従来の語学学習で課題とされてきた「継続の難しさ」を解決しています。

一方で、弱みもありますよ。

特に、会話重視の授業を行いたい場合は、Duolingoだけでは不十分で、別途会話練習の機会を設ける必要があるでしょう。

さらに重要なのは、先生方のITスキルと管理負担。Duolingo for Schoolsは直感的な操作で管理できるため、ITが苦手な先生でも安心して使えます。サポート体制も考慮し、トラブル時に適切なヘルプが得られるかも確認しておきましょう。

日本の英語教育への影響と今後の普及予想

従来の文法中心の授業から「使える英語」重視へのシフトが求められる中、基礎学習をアプリで効率化し、授業時間を会話練習に充てるスタイルは理想的。また、個別最適化学習の重要性が叫ばれる中、生徒一人ひとりのペースに合わせて学習できるDuolingoの仕組みは、まさに時代のニーズに合致しています。

ただし、本格的な普及には日本語サポートの充実や、学習指導要領との整合性確保が課題となるでしょう。

また、プライバシーという観点もポイントですよね。メールアドレスの登録やらなんやら…結構、大変なことはたくさんあるので急速に日本で導入されるかはわかりません。

それからなによりも、Duolingoの効果が本当にあるのか?という声もあがっています。スピーキング力を鍛えるならば、他のせんもんのあぷりを使うのも有効なのは否めません。

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発話量★★★★★
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発話量★★★☆☆
楽しさ★★★★☆
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定着度★★★★★
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【まとめ】学校教育でのDuolingo導入は道半ばだがITの活用は有効的?

活用プラン
  • 完全無料で高機能な教師用ダッシュボードが利用できる
  • 生徒の学習進捗をリアルタイムで把握し個別指導に活用可能
  • ゲーミフィケーション要素で生徒のモチベーション維持に効果的
  • 授業との組み合わせで総合的な語学力向上を実現
  • 導入コストがかからず予算を気にせず始められる

日本の学校では新しいツール導入に時間がかかることが多いため、まずは有志の先生が個人的に試してみて、効果を実感してから同僚に紹介するという段階的なアプローチをとってみてもいいかもしれませんね。

保護者への説明や既存教材との使い分けなど、導入前に検討すべき点もありますが、変化する学校教育のアイディアとして、知識として知っておくといいかもしれないと思いました!

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