Duolingoは簡単すぎる？初心者は本当に話せるようになるのか辛口レビュー

語学アプリで毎日コツコツ勉強しているのに、なかなか実践的な会話力が身につかないのは不安が募っていきますよね。

そこで今回は、実際に「Duolingo English」を使用してみた感想とともに、こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

前半ではDuolingoを最大限活用するためのコツ、後半では実践的な会話力を伸ばすための具体的な学習法について主に紹介してきますので参考にしてみてくださいね！

【辛口レビュー】Duolingoが「簡単すぎる」と感じる3つの理由

Duolingoは初心者でもゲーム感覚で語学学習ができるAI英語アプリです。CMなどでも緑のアイコンがお馴染みになってきましたよね。

私も話題になっていたので実際にインストールしてトライしてみました。

しかし、いざDuolingoを使っていると、「あれ？これって本当に効果あるの？」って思うことありました。確かに、かわいいフクロウと一緒に楽しく学べるのはいいんですが、私の感想と同じようにちょっと物足りなさを感じている人も多いはず。

そうです。こんなふうにガチャガチャっと単語を並び替えたり、ピコピコっと正解を選んでいくだけで、本当に英語が話せるようになるの？そんな疑問を持つのは、実はとても自然なことなんです。

【辛口その1】基礎重視の学習設計が物足りなく感じる

Duolingoの基本設計は、とにかく「基礎」を重視しています。「りんごは英語でapple」みたいな超基本的な内容から、「I have a pen」のような簡単な文章まで。

ただ、これって実際の英会話でよく使う表現とはちょっと違うんですよね。たとえば、「今日の打ち合わせキャンセルになっちゃった」なんて言いたくても、そんなフレーズはDuolingoではなかなか出てきません。

もちろん、最初のレベルチェック＆アンケートで上級者向けのコースを選べばいいのですが、とりあえず一番難易度の高いコースを選ぶも、「これが最高レベルなのかな？」と思う背kしょんもありました。

高いレベルの学習を進めていきたい場合には、「トーキングマラソン」や「santaアルク」などもともとTOEIC600点以上のレベルから始める英語学習アプリをおすすめします。

【辛口その2】ゲーム感覚の学習が実践的でなく発話機会が少ないと思える

Duolingoの特徴といえば、ゲーム感覚で楽しく学べること。ポイントを貯めたり、レベルアップしたり、確かにモチベーション維持には効果的です。

でも、1日のタスクの中で自分で考えてゴリゴリ発話する機会があんまりないんですよね。もちろん別枠でAIとロールプレイングができたり、電話にチャレンジしてみたり。そんな項目はあるのですが、Duolingoのメインサービスにはなっていないんですよね。

ロールプレイングをしたいなら「スピーク」など他のアプリの方がその機会は豊富ですし、「言いたくても言えない表現を勉強したい」という場合には「スタディサプリENGLISH日常会話コース」での学習をおすすめします。

【辛口その3】実際の会話シーンとの大きなギャップ

「えええ！？」ってなったのが「昨日家に強盗が入った」というエピソードを友達の伝えるなんているシーンもあったことですね。わかりますよ。おもしろいです。で、でも…。そのエピソードよりも「今日は体調が悪いから約束をキャンセルしたい」とかそういうエピソードのほうがまず勉強したい…というものじゃないでしょうか。

Duolingoの学習内容と実際の会話シーンに大きな違いがあるのはちょっと戸惑いを隠せませんでした。

英語を学習するには「どんな場面」での学習をしたいのか？を明確にすることが大切。買い物の英会話を身に着けたいのか、面接での英会話を身に着けたいのか。場面や状況によって使う単語やフレーズは変わってきますよね。

このギャップを埋めるには、実践的な会話練習ができる英会話ツールが欠かせません。日常会話や場面に特化して練習ができるのは「スタディサプリEnglish日常会話」。Duolingoで学んだ基礎文法を活かしながら、実践的なスキルを身につけられますよ。

Duolingoを活用して「確実に話せるようになる」コツ

でも、Duolingoは悪いことだけではありません。せっかくDuolingoを始めたなら、最大限活用したいですよね。実は、ちょっとした工夫で学習効果をグッと高められるのも事実です。

ここからは、Duolingoが簡単すぎると思った場合にできる、より効果的に使いこなすコツを紹介していきます。

無料版と有料版の機能を最大限に使いこなす

確かに「無料でここまでできるの！？」と驚くほど、Duolingoの無料版は機能が充実しています。でも、より効果的に学習したいなら、有料版の「Super Duolingo」および「Duolingo Max」も検討する価値ありです。

Duolingo無料版	Duolingo有料版
リスニング、ライティングなどを網羅できる ゲーム感覚でステップアップできる 無料でもコンテンツが豊富であきがこない	オフラインでの学習も可能になる AI対話など発話機会が少し増える パーソナライズされた復習ができる

更にDuolingoには「ファミリープラン」というものも存在します。これは、複数人でプランを共有しあい、お互いの学習記録をチェックしたり、コスパよく有料プランを活用したりできるお得なプランです。

英文法をある程度理解しようとする努力も必要

Duolingoには、英文和訳や英文作成のタスクがあります。これらを問題なくクリアできるようにするためには、単なる感覚で解くのではなく文法の知識をある程度持っていく必要があります。

英語＝文法がわからなくて、覚える単語もわからなくて挫折した…という人も多いでしょう。英語のネックといえばここかもしれません。ただ、やはり話せる英語の数を増やしたいと思ったら避けては通れない道です。

もちろんフレーズの丸暗記でもいいのですが、本当に初心者でDuolingoすら難しい…という場合には、別個で単語や文法の練習をするのもありですよ。

結局Duolingoは誰に向いている？「簡単すぎる」と思うレベルはどれくらい？

ところで、Duolingoが簡単だと言っているのは、英語が比較的できる一部のユーザーだけかもしれませんよね。「私にはDuolingoが向いているのかな？」と悩んでしまう人も多いでしょう。

どのくらいの英語レベルだと「簡単すぎる」と感じるのか、もう少し考えてみました。

Duolingoが特に効果的な学習者の特徴

まずは、Duolingoとの相性が抜群な方々の特徴をご紹介します。

それはずばり、英語は「主語＋動詞」からはじまる、ということがわからない人だと思います。

え、なんだその適当かつ曖昧な表現は…と思ったかもしれません。でも、日本語と英語には決定的な違いがあります。

・日本語：助詞（は・が・を）で文の関係性を示す
・英語：語順（主語→動詞→目的語）で意味を伝える

英語を勉強しようと思ったら、まずはこの概念を自然に身に着けていく必要があります。「私はリンゴがすきです」という文章を英語でいうときに、いきなり「apple」から言い出してしまったら…それはDuolingoで勉強をはじめていいサインでしょう。とりあえず「I」って言いましょうね。

Duolingo Maxがあまり向いていない場合

「主語＋動詞はわかるよ。でもTOEICで高得点を狙えるわけではない…。」という人は、もう一歩進んだ語彙力や文法力が足りない可能性があります。

• to不定詞と言われると逃げ出したくなる（3つの用法ってナンデスカ？！！）
• 関係代名詞はなるべくさけて通りたい
• 話したくてもミスするのが怖くて単語でしか話せない

こういった人たちは、ただやみくもにDuolingoを行うのではなく、一度体系的に文法を勉強する機会を設けられうといいですね。乱暴に言えばDuolingoは単に数うちゃ当たるみたいなゲームなので、なんとなくできているけれども身についているとは言えない…という状況からなかなか抜け出せないと思います

このような方には、「スタディサプリENGLISH」などをおすすめします。

Duolingoで話せるようになるためのまとめ：具体的な行動プラン

ここまで、Duolingoが簡単と思う理由と効果的に活用しする方法をご紹介してきました。では、明日からどう行動すればいいのか、具体的にまとめていきましょう。

「簡単すぎる」と感じていたDuolingoも、使い方次第で強力な味方になります。特に初心者の方は、まずDuolingoで基礎を固めながら、英語を好きになっていく感覚を養うことが大切です。

そして、その状況はクリアしており、もっともっと英語力を身に着けたい、という方はぜひその他の英会話サービスも活用して自分に合った学習スタイルを見つけてくださいね。